
市民による草の根運動から始まって、昭和55年に開館した尾道市立美術館は、開館20年を経て、「本物の芸術と文化を提供し、新たな感動の中で歴史を見据えながら、未来へと羽ばたく豊かな夢と明るい希望を世界へ発信して、地域社会に貢献する本格派の美術館」という新たなコンセプトのもとに、安藤忠雄氏の設計による改修工事を終えて、平成15年1月10日、千光寺公園内にリニューアル・オープンいたしました。
尾道市立美術館の理念は、時代や国境、さらにはジャンルを超えて、広範にわたり、質の高い芸術を提供することによって、地域とともに文化を育み、日本と世界の伝統を担う芸術と文化の橋渡しとなっていくことにあります。しまなみ海道と中国横断自動車道の要衝に位置する尾道市立美術館は、世界に誇る建築家の美意識を打ち出しながら、豊かな瀬戸内の自然環境と寺社の多い町並みにとけ込んでいます。そして、質の高い芸術品や文化財の展示に不可欠な空調・防災・防犯の設備はもとより、展示壁やケース、収蔵庫・荷解室を備え、内外の名品の収蔵先の信頼に応える美術館となっています。
尾道市立美術館は、こうした充実した施設や恵まれた立地条件を活用して、尾道に住み、また、そこを訪れる多くのみなさまが気軽に立ち寄って、温かな瀬戸内の風景の中で、香り高い本物の芸術・文化に接することのできる、憩いの場を提供してまいります。
所在地 | 広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内) |
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開館時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) ※常設展示はございません。展覧会開催中のみ入館可能です。 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月3日) 展示替期間中 |
アクセス | JR山陽本線「尾道駅」から、東行きバス(①番のりば)で「長江口」下車、千光寺山ロープウェイで「千光寺公園」へ。(ロープウェイのりばで、「往復乗車券+観覧券」のお得なセット販売をご利用ください。)なお、美術館最寄りの「千光寺公園」行きバスは便数が少ないのでご注意ください。 |