
熊本県立美術館は、国の特別史跡である熊本城の二の丸広場の一角に位置し、古代から現代美術までを網羅する総合美術館として昭和51年3月に開館しました。考古、絵画、版画、彫刻、工芸、書蹟などが収蔵・展示され、なかでも装飾古墳室は古代の造形美をわが国における美術の原点としてとらえた特徴ある施設です。平成4年10月に、千葉城町に県立美術館分館が開館しました。平成20年4月には「細川コレクション永青文庫展示室」が開館し、熊本ゆかりの永青文庫の名品を常時ご覧いただくことができるようになりました。事業としては、コレクション展、特別展、貸会場展など多彩な展覧会を開催する一方、教育普及活動として子ども美術館(鑑賞とワークショップ)、ミュージアムセミナー、特別講演会、コンサートなどを行っています。近年、人々の芸術文化への指向はますます広く深くなりつつあり、その期待に応える美術館づくりに向けていっそう努力してまいりますので、関係各位の今後ますますのご支援とご協力をお願い申し上げます。
(熊本県立美術館ウェブサイトより)
所在地 | 熊本県熊本市中央区二の丸2 |
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開館時間 | 9時30分~17時15分(入館は16時45分まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は開館し、その翌日が休館) 年末年始 その他、収蔵庫の燻蒸作業や作品の展示替えにより臨時に休館することがあります。 |
アクセス | ■ バス ・「桜町バスターミナル」で下車、城彩苑内を通過して徒歩15分 ・「桜町バスターミナル」~「熊本城・二の丸駐車場」 (熊本城周遊バス・しろめぐりん)下車、徒歩3分 ・ JR「熊本駅」~「熊本城・二の丸駐車場」 (熊本城周遊バス・しろめぐりん)下車、徒歩3分 ■ タクシー:「上熊本駅」から10分 ■ 市電:「熊本城・市役所前」または「花畑町」下車、徒歩15分 |
熊本県立美術館の建築について
熊本県立美術館は、日本を代表する建築家の一人、前川國男氏(1905~1986)によって設計された美術館です。前川氏は、東京帝国大学(現在の東京大学)工学部建築科を経てフランスに渡り、世界屈指の建築家として名高いル・コルビュジェに師事。帰国後は様々な建築物の設計に携わり、戦前から戦後にかけての日本の建築界をリードしました。前川氏が手がけた美術館は、東京都美術館をはじめ全国各地に多数ございますが、その中でも当館は前川建築の代表作の一つとして数えられております。
(熊本県立美術館ウェブサイトより)