
今治市伊東豊雄建築ミュージアム(TIMA)は、伊東の建築思想や大三島での活動を展示するスティールハットと、旧自邸を再現したシルバーハットの2棟で構成されるミュージアムです。 スティールハットは、エントランスホール・3つの展示室・サロンからなります。4種の多面体が、結晶のごとく連結した構成で、一辺3mの正三角形と正方形面からなります。構造は、鉄骨フレームによるブレース構造で、外装仕上げを兼ねる6mmの鋼板とフレーム材が、溶接で一体化されています。内部空間は、屋根・壁・床の区別が消え、求心性をもつと同時に、壁がパノラマ的に展開していきます。 シルバーハットは、3.6m間隔のコンクリート柱に架け渡された梁に、ひし形フレームからなるアーチ状の屋根が載っています。図面の閲覧ができるスペースや、屋外ワークショップスペースからなります。敷地内には、瀬戸内海と島々を背景にして屋外展示物が点在し、散策することができます。
所在地 | 愛媛県今治市大三島町浦戸2418 |
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開館時間 | 9:00-17:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は原則翌日振替)、年末(12/27-12/31) |
アクセス | ■バス「松山市駅」または「今治駅前」から特急(または急行)バス 「宮浦港」で島内路線バスに乗換え、「ところミュージアム」下車、徒歩約3分 |