
天童市美術館は、平成2年10月4日、県内初めての公立美術館として開館しました。建物は天童市立図書館に隣接し、美術館建設と同時に整備された周辺空間と調和するように設計されました。この一帯は、市が都市計画土地区画整理事業の中で公共施設を利用しやすいように用地を確保していたところで、市立図書館、市民文化会館、中央公民館があり、芸術文化ゾーンを形成しています。その中で、地域に密着した美術館として、展示事業に、そして教育普及事業にと特色ある事業を企画し活動しています。
天童市美術館は、天童市出身の日本画の巨匠今野忠一、村山祐太郎コレクションの中から寄贈された油彩画の熊谷守一、彫刻の豊田豊を中心に、郷土にゆかりのある作家の作品を多く収蔵しています。また、世界的に評価の高い吉野石膏コレクション(吉野石膏株式会社、公益財団法人吉野石膏美術振興財団所蔵)の中から上村松園、横山大観、前田青邨、東山魁夷、加山又造、高山辰雄、平山郁夫、杉山寧など近代日本絵画史上燦然と輝く作家の名作を多数、新鋭日本画家の作品も含め256点の寄託を受け、随時展示を行っています。
所在地 | 山形県天童市老野森一丁目2番2号 |
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開館時間 | 9時30分~18時(最終入館は17時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
アクセス | ■ JR天童駅(東口)から徒歩約15分 ■ バス:JR「山形駅」から「天童(荒谷経由)」行、 天童市役所口下車(所要時間45分)、徒歩5分 |