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石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか 

石岡瑛子 映画『落下の王国』

(ターセム・シン監督、2006年)衣装デザイン

  ©2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

東京都現代美術館

東京に生まれ、アート・ディレクター、デザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した、石岡瑛子(1938-2012)の世界初の大規模な回顧展。時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無比の個性と情熱が刻印された仕事を総覧します。

展覧会のみどころ

コラボレーションを通したデザインのプロセスに迫る展示
自叙伝『私デザイン』(※)にも克明に記述されているように、石岡瑛子の仕事は、マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、ビョーク、ターセム・シンら名だたる表現者たちとの緊張感に満ちたコラボレーションの連続で生み出されてきたものでもあります。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに紹介し、その秘密に迫ります。※ 講談社 2005年 刊

全世界から集めた壮麗な映画衣装などによる、圧倒的な石岡瑛子デザインの体感
人間の身体の躍動感を根源に宿しつつ、「赤」をキーカラーとし、視覚的なインパクトとエモーションを併せ持つ石岡瑛子の仕事を、現在進行形のクリエーションを体感できる、熱量の高い展覧会として提示します。アカデミー賞を受賞した『ドラキュラ』(1992)や、『落下の王国』(2006)、『白雪姫と鏡の女王』(2012)、オランダ国立オペラ『ニーベルングの指環』(1998-1999)など、ハリウッド・アカデミーをはじめ世界各国のアーカイブから集められた衣装展示も必見です。

Timeless, Original, Revolutionary… 時代を切り拓き、境界を横断していくクリエーションの力
前田美波里を起用したデザイン史の金字塔とも言うべき資生堂のポスター(1966)や、1970-80年代のパルコの広告などの一連の仕事において、石岡瑛子は、解放された女性像を提示し、東洋と世界の諸文化を対照・混合させながら、新しい時代を切り拓いていきました。1980年に海外に拠点を移してからは、「サバイブ」を口癖に困難に立ち向かい、あらゆるデザイン領域に挑戦していきます。「Timeless, Original, Revolutionary」の3つのテーマをデザインの根幹に掲げ、「私」の可能性を拡張し続けた石岡瑛子の仕事は、2020年の現在を生きる私たちに力強いメッセージを投げかけるはずです。

石岡瑛子 ポスター『西洋は東洋を着こなせるか』

(パルコ、1979年) アート・ディレクション

石岡瑛子 映画『Mishima: A Life in Four Chapters』

(ポール・シュレイダー監督、1985年) 

   プロダクション・デザイン Mishima ©Zoetrope Corp. 2000.  All Rights Reserved. / ©Sukita

石岡瑛子 『北京夏季オリンピック開会式』

(チャン・イーモウ演出、2008年)衣装デザイン 

 ©2008 / Comité International Olympique(CIO) / HUET, John

 

■ 東京都現代美術館公式サイト

会期 2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)
会場 東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
開館時間 10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(11月23日、2021年1月11日は開館)、11月24日、12月28日-2021年1月1日、1月12日
観覧料 一般 1,800円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 1,300円 / 中高生 700円 / 小学生以下無料

※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
アクセス
・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口 徒歩9分
・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出 徒歩13分
・東京メトロ東西線「木場駅」3番出口 徒歩15分
・都営バス「東京都現代美術館前」