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オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

オラファー・エリアソン《太陽の中心への探査》2017年

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」 展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫

Courtesy of the artist and PKM Gallery, Seoul © 2017 Olafur Eliasson

東京都現代美術館

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

東京都現代美術館は、アイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソンの個展を開催します。本展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」は、日本で10年ぶりの大規模な個展です。

オラファー・エリアソン(1967年生まれ)はアートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得てきました。本展覧会は、エリアソンの再生可能エネルギーへの関心と気候変動への働きかけを軸に構成されます。それは展覧会のタイトルにも反映されています。エリアソンは言います。「〈ときに川は橋となる〉というのは、まだ明確になっていないことや目に見えないものが、たしかに見えるようになるという物事の見方の根本的なシフトを意味しています。地球環境の急激かつ不可逆的な変化に直面している私たちは、今すぐ、生きるためのシステムをデザインし直し、未来を再設計しなくてはなりません。そのためには、あらゆるものに対する私たちの眼差しを根本的に再考する必要があります。私たちはこれまでずっと、過去に基づいて現在を構築してきました。私たちは今、未来が求めるものにしたがって現在を形づくらなければなりません。伝統的な進歩史観を考え直すためのきっかけになること、それがこうした視点のシフトの可能性なのです。」

オラファー・エリアソンは1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきました。本展は、エリアソンの代表作を含む、多くが国内初公開となる作品の数々で構成されています。自然現象を再構築したインスタレーション、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真のシリーズ、ドローイングと水彩画、公共空間への介入をめぐる作品等が展示されます。

エリアソンは、幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を、長年にわたり撮影してきました。《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019年)は、過去20年間の氷河の後退を鑑賞者に体感させます。また、私たちと自然との複雑な関係をめぐる思考が反映されたエリアソンのインスタレーションは、光、水、霧などの自然現象をしばしば用いることによって、周りの世界を知覚し、世界をともに制作する方法について、私たちひとりひとりの気づきをうながします。さらに、本展覧会では、最初期の代表作として、暗闇の中に虹が現れる《ビューティー》(1993年)をご紹介します。アトリウムの吹き抜け空間では、大規模なインスタレーションが本展のために制作されます。

スタジオ・オラファー・エリアソンの活動は美術作品の制作に限定されません。スタジオでは日々、実験とリサーチ、コラボレーションによって、さまざまなアイデアやプロジェクトが開発されています。本展覧会では、サステナブルな生分解性の新素材やリサイクルの技術に関する近年のリサーチの一部をご紹介します。

オラファー・エリアソン《あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること》
2020年

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 

Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 2020 Olafur Eliasson

オラファー・エリアソン《クリティカルゾーンの記憶(ドイツ-ポーランド-ロシア-中国-日本)no. 1-12》部分 2020年

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 

Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 2020 Olafur Eliasson

オラファー・エリアソン《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》2019年

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 

Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 2019 Olafur Eliasson

 

■ 東京都現代美術館公式サイト

会期 2020年6月9日(火)- 9月27日(日)
会場 東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
開館時間 10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
観覧料 一般 1,400 円/ 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000円/ 中高生 500円/ 小学生以下無料

※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
アクセス
・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口 徒歩9分
・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出 徒歩13分
・東京メトロ東西線「木場駅」3番出口 徒歩15分
・都営バス「東京都現代美術館前」