
東京藝術大学ではその収蔵品を、教育・研究のための資料として「芸術資料」と呼んでいます。現在に至るまでこの目的にそって行われてきた収集によって、今日では指定物件(国宝・重要文化財)22件を含む、約30,000件という日本有数のコレクションが形成されています。その内訳は美術作品にとどまりません。作家や作品にまつわる資料、制作教育のため、あるいは美術史研究のための資料、音楽資料など多岐にわたっています。
また、コレクションのなかでとりわけ大きな比重を占めているのが、「学生制作品」というジャンルです。東京美術学校では、その開校当初から学生の作品を収集してきました。通常の課題として制作された平常制作、卒業や修了の際の優秀作品を買い上げた卒業制作・修了制作などがそれにあたります。
なかでもよく知られるのは、自画像コレクションでしょう。これらの収蔵品は、卒業生達が後に巨匠へと育っていったために、日本の近現代の美術史を語る上で欠かせない作品群となっています。
所在地 | 東京都台東区上野公園12-8 |
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開館時間 | 展覧会ごとに異なります。 ホームページでご確認ください。 |
休館日 | 展覧会の開催会期以外は閉館しております。 (会期中の休館日は、展覧会により異なります。) |
アクセス | ・JR「上野駅」公園口 徒歩10分 ・東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口 徒歩10分 ・京成「上野駅」正面口 徒歩15分 ・東京メトロ日比谷線・銀座線「上野駅」7番出口 徒歩15分 |